オマケコーナー

好きなジャンル等の語り場所です。雑多な事を呟くかもしれません。

テイルズキャラのちょこっと話です…




テイルズオブシリーズを片っ端からする私は1部キャラに「違和感」を抱いてしまうのです。


今回はそんなお話です。
偏見しかありませんので気に食わなかったり嫌悪されたらごめんなさい。
(本題入る前に見たくない方のために余白を残します。プラウザバック推奨です)




































































さて、ここまで残ったということは見たい方のみと考えていいのですね?
…それでは本題に行きますのでよろしくお願いします。








私は苦手なテイルズキャラが二人います。
どちらとも人気なキャラです
(そのうち片方が公式と私の考えの解釈違いによるものなので今回は省きます)




その1人、

ユーリ・ローウェル

―――彼について話したいと思います。


まず「違和感」とは?の部分からですね。
彼はテイルズでも珍しい「ダークヒーロー」要素の強い主人公です。そして最年長主人公。

外見も中の人をとっても殿堂入りするのは至極当たり前とも言えます。けれど…私は彼が苦手…いいえ彼自体が嫌いです。

一方的に嫌いではなく、これには理由があります。それこそこの彼だけではなく「TOV」物語にも言える苦手を含みます。



まず彼は「中途半端」「優柔不断」「どっちつかず」の雰囲気が終始漂う事です。
確かに物事を決断するのは勇気と責任が必要ですが、その決断結果を(しまいには責任も)彼は投げやりに(第三者に委ねて)いるように思えたんです。

委ねる、の部分にはTOEのリッドも居るのですが彼と比較すると終始ユーリは物語中は俯瞰の位置にいて物語を動かす…よりも傍観寄りのキャラだと感じました。
(だからこそ今作はユーリが主人公じゃなくても物語は上手くいったのでは…とも思える部分です。むしろ主人公という枠じゃなければここまで思うこともなかったかもしれませんし)

前者、リッドは中盤のレイス関連~試練によって覚醒していきます。そして誰かに委ねるのではなく自ら決断し、その結果を飲み込み責任を持つキャラへと昇華――成長していきます。
ユーリの場合は中盤から投げやりさ、中途半端さが増していく…そんなように捉えました。
(彼自体、最初からある意味成長しきっている所があるからそう思えたのかもしれませんが…)


特に『断罪』の部分と『エステル戦』でその部分が顕著に出ているなーとも。


ユーリは物語中3人(1人は介錯という形ですけども)を処刑…もとい断罪します。これは彼なりの決断とも言えますが、これは「自分のため」ではなく、あくまでも「他者のため」。
そこが「中途半端」さを感じた点でもあります。
――自分の為ならば、まだ理解出来ました。彼が当事者ならばそうせざる得ないのも分かりますしね。

…しかしそうでは無い。

振り返るれば「周りのため」に「自分はやったんだ」と転嫁することができるんですよね、これ。
つまりは言い逃れできる余地を作ったとも。

結果、それを最終的に納得する仲間たちの姿に「えっなんでや?」と驚き、引きました。
殺した後に発覚し認めるしかないとは思いますがもっと追求言及して一悶着起こしても問題ないとも思えます。

むしろそうしてくれ――仲間割れして欲しかった。
それに加えてフレン、お前はその為の「正義」側についたのだろうに…なんつーか残念すぎます。
ここぞとフレンのキャラを掘り下げる良いタイミングだと思ったのですけどねぇ…


またそうするしかなかったのかと思わざるストーリーに呆れてしてしまった部分があります。
この場合、事前に『話し合い』をしそれでも互いに分かり合えなかった…だから断罪するしかないならばまだ納得出来たな、と。
確かに断罪された側の人間はどうしようもなかったでしょう。しかし、まだ話し合いの余地があったにも思えたストーリーに『違和感』しか無かったのです。

ましてやこの結果に対しユーリは「責任はとる」と発言していますが、終盤~EDでは『世界を救った』ことにより恩赦…つまりは罪そのものが有耶無耶になるというご都合主義な話…ここでも「なんでや!?」と空いた口が塞がらない。

3人と世界を天秤にしろと言われたら答えは世界とならざる得ない話ではありますけれど、彼が「責任をとる」という発言をしている以上は何かしらの罰を与えるべきだったと思います。


次に『エステル戦』です。

ここで彼は「殺して」と懇願したエステルを救うという選択肢を選びます。ここから彼が『優柔不断』であるかが見えると思います。

彼はここで既に私的判断で断罪をした後です。
それならば本来ここで『その通りエステルを断罪(殺す)』という選択肢を選ぶのが妥当とも言えます。それを仲間が止める…という話の構成ならばまだ納得出来たな、と。
それこそ暗殺者(ダークヒーロー)の側面を持たせたいならばその描写が王道とも言えたかと。

エステルに対しどんな想いを抱いていたのかはここでは置いときます。好意であれ仲間としてなのかどちらでもいいのですが、エステルが『世界の毒』として存在している以上、ダークヒーローの側面を含ませているユーリが選べるのは後者でしかないのですから。

エステルを殺す…その選択が出来なかったのは彼が『身内(仲間)には甘いから』の一択でしょう。
そこに彼の甘えが発生します。
それこそが「どっちつかず」と言えましょう。

ここら辺の描写はやや甘いなと思いました。もっと緻密に話を練れたのでは?と。
いろんな伏線がサブイベで仕込まれている以上、もっと本編に丁寧さがあってもいいようなストーリーだったというのが全体に向けた感想でもあります。

これに対しTOBのベルベットの方が罪に対しての描写が丁寧であると思えます。彼女の怒りに葛藤や戸惑い、真実を知って尚それでも復讐を完遂する…という気持ちの強さを比較するとやはりユーリは甘いとしか言えません。


彼が主人公なのは仕方ないとしてもやはり彼の心理描写をはっきりさせるべきだったと思います。頼れる相手が少ないとはいえね…
言わないからこそ考察の余地があるとも言えますがここははっきり示唆させておくべきだったと思います。

じゃないと彼の行動が「中途半端」過ぎてしまうので。


仲間に対しての態度からも言えます。カロルに向けての発言が特に顕著に思えます。
ギルドの話しかり、断罪後の話しかり。彼は言える立場じゃないのにと思いつつ(むしろカロルが主人公ならば頷けたところもありますけどね)

ギルドもボスはカロルにした点にドン引きました…いや12歳の子供に任すか??って。
(TOEみたいなセレスティアの10歳で大人な世界ならばまだそうねとなるけども…この世界はそうじゃなかろうて)

ある程度成長するまでは代理でボスになるよ、とも言えなかったのかお前…と。
なんなんだ…そこでも責任負うのがいやなのか?
面倒事が嫌いなら自分から頭突っ込まないでくれよとも思います。


ただの面倒見のいい兄キャラなら良かったんだ…なぜにその中途半端さを見せつけるんだ…







私はだからTOVもユーリもダメです。
(ストーリーの甘さ、キャラの贔屓、主人公の行動がそう思えさせます)

確かにテイルズシリーズで一番好きなのはカロルですけども、作品全体として見ると苦手の方が勝ります。



これは余談になるのですけども、ユーリの術技全体が苦手です。戦いにジャグリング要素は要らないし操作しずらいのよと声を大にしていいたい…